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中小企業に求められるπ(パイ)型人材

by 株式会社ライブリッツ・アンド・カンパニー 中小企業診断士 小野 史人

4月は入社式を皮切り、社員研修が盛んになりますね。
中小企業診断士の中にも研修講師として活躍している方々も結構います。

そういう方は4~5月は全国を転々としているんでしょうね。
ちなみにライブリッツが社員研修業務だけを行うことは極めて稀です(笑)。

ただ、よく考えてみると、実態としては社員教育が盛んなのは大手企業が中心であって、中堅・中小企
業の中で社員教育が充実している先は極めて少ないです。

手前どもの支援先でも

「新人教育しか受けてません」

ということは普通にあります。特にOff-JTは少ないです。中小企業はやはりOJTが中心になってしまいますね。
社員教育というか能力開発は、会社の成長・発展を支える重要な要素だと考えている経営者は多いのですが、十分実践できているとは言い難い状況です。

クライアントとの経営改善検討会議に参加していて特に感じるのは、

「中小企業にはT型人財はいるが(ただし、決して多くはない)、π型人財は少ない」

ということです。

文部科学省のHPにはT型とπ型の説明がありましたので、宜しければ参照下さい。

T型人財は、「職人」という名称で呼ばれるケースが多いでしょうか。

技能の伝承も喫緊の経営課題であることも少なくないのですが、伝承を受ける側(=中堅・若手)も、現場の技能だけを引き継げばよいということではなくなってきました。

会社が成長・発展していくには現場の技能も大事ですけど、それだけではないと考えます。

現場の技能は「あれもこれも」と詰め込まれることでしょうが、管理面の技能も伝承しなくてはいけない意識が経営側に極めて希薄で、管理機能が整備されていない企業は結構あります。

現場の技能の伝承を受ける中堅・若手は経営幹部候補として今後の会社を支えていくのでしょうから、現場面と管理面の2つの要素(π型人材)を伸ばしていく、ということを経営者は早くから意識して頂きたいですね。

そうでないと、中堅・若手がいざマネジメントを引き継いだときに「(管理面が)何もない」という状況になってしまいがちです。
中堅・若手の成長度合いによって、経営改善のスピードは全然違います。

能力開発は時間とコストをかけて取り組まないといけませんが、会社の成長と発展のためには、決して手を抜いてはいけない分野です。

皆様の会社では、どうでしょうか。

追伸:
今日から株式会社ライブリッツ・アンド・カンパニーは新年度、6期目を迎えます。
自らで「マーケットを切り拓く」という意識を忘れず、どんどん新しいチャレンジをしていきます。


株式会社ライブリッツ・アンド・カンパニー 中小企業診断士 小野 史人
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